ENO CAREER 面接の自己紹介

面接で次のような自己紹介をしていないだろうか。

私は○○大学○○学部の○○です。大学では○○を専攻しています。よろしくお願いします。

面接での自己紹介は、あなたの第一印象を形成する重要なものだ。自分の大学名やを伝えるだけでは不十分だ。

私は○○大学○○学部の○○です。大学では○○を専攻しています。カフェでアルバイトをしています。また、カナダに留学していました。よろしくお願いします。

上の例では、自分の大学名やを伝えるだけではなく、アルバイトの話や留学の話もしている。何がいけないのだろうか。事実しか話していない点が不十分なのだ。

自己紹介の目的とは何か

そもそも自己紹介の目的とは何だろうか。自己紹介の目的といった場合、企業側からみた目的と、就活生からみた目的がある。

企業側からみた目的

企業側からみた目的は次の2つが挙げられる。

就活生の緊張を和らげる

就活生の緊張を和らげて、面接で力を発揮してもらうことが企業側の目的の一つだ。最初に氏名や所属など、話しやすい質問をすることで、リラックスした雰囲気を作り出すことを意図している。面接の目的は学生の真の姿を理解することだが、緊張のあまり自分を正確に伝えられない学生もいる。そのため、面接官は学生の緊張を和らげ、真実の姿を正確に評価するために自己紹介を促している。

就活生のおおよその人物像を知る

もう一つは、就活生のおおよその人物像を探ることだ。自己紹介で話した内容に対して、深堀の質問をするときもあるので要注意だ。

このような企業側の目的に留意しつつ、就活生から見た目的(ねらい)を見てみよう。

就活生からみた目的

採用面接における、就活生の側からみた自己紹介の目的は次の2点である。

一つ一つ見てみよう。

面接官に良い印象を残す

面接官は一日に何人もの就活生を見る。面接が終わると評価会議がおこなわれるが、面接官に覚えてもらっている就活生は有利になるだろう。そこで、就活生にとっては面接官に良い印象を残す、自分という人間に興味を持ってもらうことが大事になってくる。

面接の流れをつくる

自己紹介の内容に深堀されることもあるだろう。深堀されてOKな話題を自己紹介に入れておきたい。適切な自己紹介をおこない、面接の良い流れを引き寄せたいところだ。

自己紹介で話す内容

上記の目的を頭に入れつつ、自己紹介で話す内容について考えてみよう。

上記の内容を、特に時間指定がなければ1分程度で自己紹介するのが良いだろう。

話す内容以外に気を付けること

上記では、自己紹介で話す内容について記載した。話す内容以外にも気を付けることはある。リストアップしてみよう。

その他のポイント