1次面接、2次面接、最終面接で何を質問されるのか、気になるところだ。ここでは面接が3回あると仮定して、3次面接が最終面接という前提で話を進めていく。
1次面接、2次面接、最終面接それぞれの目的、形式、質問の内容、面接官についてみてみよう。これらはもちろん、会社や職種によって異なるが、一般的な傾向をみてみる。
1次面接
目的
エントリーシートの内容の確認、基本的な質問に分かりやすく回答できるかどうかを見る。ビジネスマナーについてもチェック。入社後のミスマッチを防ぐため、企業理解を促すこともある。
形式
多くの候補者を面接することから、グループ面接の形式をとるところもある。最近では対面は少なく、オンラインの形式をとるところが多い。
質問の内容
エントリーシートの内容の確認、パーソナル系の深堀。
面接官
20~30代の若手社員が面接官の場合が多い。
2次面接
目的
スキルやポテンシャルを見る。「一緒に働きたいかどうか」もチェックされる。1次面接の面接官から申し送りされたことについて掘り下げて確認する。
形式
個人面接で面接官は2~3名の場合が多い。
質問の内容
志望動機の深堀。自社の取り組みについて理解しているかどうか。キャリアプランをどう考えているか。
面接官
現場のリーダー、責任者が面接官につくことが多い。
最終面接
目的
社風にマッチしているかどうか、入社後にすぐ辞めずに長期的に活躍してくれそうかどうか(自社の利益に貢献してくれそうかどうか)を見る。また、1次、2次面接の評価と経営層との評価とギャップがないかを確認する。
形式
役員や部門の責任者2~4人が面接官となっている。コロナ禍ではオンラインのところもあったが、現在は対面での実施がほとんど。
質問の内容
面接官に質問の内容が委ねられている場合が多い。このため質問内容の自由度が高く、予想することが難しい。雑談的なケースもある。いずれにしても、社風にマッチしているかどうか、入社後にすぐ辞めずに長期的に活躍してくれそうかは見られていると考えたほうが良い。
面接官
役員クラスや部門責任者2~4人。
1次面接、2次面接、最終面接の通過率
1次面接、2次面接、最終面接の通過率は、会社や職種によってまちまちだ。ただ、一般的な傾向としては、面接が進むほど通過率は高くなるといえるだろう。
例1(一般的な場合)
- 1次面接 40%
- 2次面接 40%
- 最終面接 50%
例2(最終面接が意思確認的な要素を含む場合)
- 1次面接 30%
- 2次面接 30%
- 最終面接 90%
1次面接、2次面接、最終面接の対策
ここからは1次面接、2次面接、最終面接の対策。
1次面接の対策
1次面接の対策について述べよう。
2次面接の対策
2次面接の対策について述べよう。
最終面接の対策
最終面接の対策について述べよう。
適切な逆質問
逆質問も、1次面接、2次面接、最終面接に適した逆質問がある。
面接とどう違うの? 人事面談とは
1次面接、2次面接、最終面接とは別に、人事面談が開催される場合がある。これは普通の面接と何が違うのだろうか。
ChatGPTにも聞いてみた
1次面接、2次面接、最終面接の違いについて、参考までにChatGPTの回答を載せておこう。
ChatGPTに質問
あなたは、企業の優秀な新人採用面接官です。面接は1次面接、2次面接、最終面接の三段階あります。それぞれの面接で、就活生に何を質問しますか
ChatGPTの回答
1次面接:基本的な適性とモチベーションの確認
- まず、自己紹介とこれまでの経歴について簡単に説明してください。
- 当社を知るきっかけは何でしたか?
- 当社に興味を持った理由は何ですか?
- あなたの強みと弱みは何ですか?
- 今までの経験や学歴から、当社でどのような貢献ができると考えていますか?
- 就職活動中に他にどのような企業を受けていますか?
2次面接:専門的なスキルと適性の深堀り
- あなたの専門分野や得意な領域について詳しく教えてください。
- 過去のプロジェクトや経験で最も誇りに思う成果は何ですか?
- チームでの仕事と個人での仕事、どちらが得意ですか?その理由は?
- あなたが直面した最も困難な課題は何でしたか?それをどのように乗り越えましたか?
- 当社の業界における最近のトレンドや変化についてどのように考えていますか?
最終面接:適性の最終確認と人間性の確認
- 5年後、10年後の自分をどのように見ていますか?
- 当社で最も挑戦したいことや達成したい目標は何ですか?
- あなたにとって理想的な上司やチームとはどのようなものですか?
- 仕事以外で情熱を持って取り組んでいることは何ですか?
- 当社の価値観や文化についてどのように感じていますか?
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