就活対策
対策を万全にして就活を乗り切ろう。業界研究、企業研究、OB訪問、自己分析の仕方から、募集要項の読み方、面接対策、エントリーシートの書き方まで。ただ単に企業から内定をもらうためだけでなく、10年、20年というスパンで自分の人生を切り開くために。
就職活動を進めるときに大事なことは、就職活動の渦中に丸ごと入ってしまうのではなく、常に就職活動の渦から出たところで冷静に判断することだ。就職活動を全力でやることと、就職活動の渦から出て冷静に判断をすることは両立する。就職活動を進めるときの、おおまかな流れは次のようなものになるだろう。
- 企業探し・仕事探し
- 選考対策
- 就職先の決定
企業探し・仕事探し
まずは、自分が行きたい企業、やりたい仕事を探すことが就職活動の第一歩となる。次のような流れになるであろう。
- 自分にとっての優先事項は何なのかを見極める
- 自己分析
- 業界研究を進めて、業界と職種を徐々にしぼっていく
- 企業研究を進めて、まずは公開されている情報を収集する
- OBOG訪問をして社員だからこそ持っている情報を引き出す
自分にとっての優先事項は何なのかを見極める
就職活動を進めるにあたって、自分にとっての優先事項は何なのかをまずは見極める必要がある。
さてここで、就職活動は少し脇に置いて、自分の人生で優先したいことは何なのか、考えてみよう。
- 金銭的に豊かな生活
- 社会的な評価
- 自分の時間
- 他者への影響力
- 自分で決められること
- 安定・安心
- 美しいものを追及すること
- 健康であること
- 多様なこと
- 自分の個性が発揮できること
- 秩序・計画
- 他者との協調
- 冒険すること
- 権限を持つこと
- 社会の役に立つこと
例えば上記のなかで何を優先したいだろうか。 考えを深めていく中で、就職活動ではなく、進学や起業、ボランティア活動に進路をとることも有りだろう。
自己分析
自己分析は最初にやるべきなのでは?という声が聞こえてきそうだ。 確かに一番初めにやるのもありかもしれない。便宜上、この順番にした。 優先事項を決める際に、少なからず自己分析が必要になる。 自己分析は結果が一度出たら終わりというものではなく、日々移ろいゆくものだからである。
自己分析、自分探しは最初にやって終わりにしてしまう就活生も多いと思うが、 自己分析は結果が一度出たら終わりというものではなく、日々移ろいゆくものなので、1か月に1度程度、定期的にやるのが良いだろう。 また、SPI対策などは空き時間を利用して進めれば十分だと思われる。
さて、自己分析では、なぜ働くのかという動機と、何が向いているのかという適性の両面から考える必要がある。 両方とも、実際に仕事をしてみてから変化するものなので、完成形を求めることはせず、就活時点の動機と適性について考えてみることになるだろう。
- なぜ働くのか(動機)
- 何が向いているのか(適性)
業界研究
業界研究を進めて、業界と職種を徐々にしぼっていく
まずは興味のある業界の全体像を把握するために、幅広く情報を収集するのが良いでしょう。 業界に関する情報は、新聞やニュースを通じて大まかな洞察を得ることができます。また、業界団体のウェブサイトや書籍も有用な情報源です。 興味を持っている業界に就業経験のある先輩やOB・OGがいれば、彼らを訪ねて詳細な情報を聞いてみるのも良い考えです。 業界固有のビジネスモデル、提供される製品・サービス、主要な企業のリストなどを理解することで、業界に対する理解が深まります。 各業界の特徴を把握したら、自身に適した業界を特定するために絞り込むことが大切です。 複数の業界を比較することで、それぞれの業界のユニークな特性が明らかになります。 このプロセスにおいて、自己分析も欠かせません。自身の強みや特長を把握すると、自身が特定の業界に適しているかどうか判断しやすくなるでしょう。
広告業界
IT業界
業界研究
企業研究
企業研究を進めて、まずは公開されている情報を収集する
OB訪問
OBOG訪問をして社員だからこそ持っている情報を引き出す
選考対策
行きたい企業、やりたい仕事がある程度絞れたら、次にやることは選考対策である。エントリーシート(ES)、面接、グループディスカッションの対策をしよう。
エントリーシート(ES)の書き方
具体性が大事。面接官が聞いたとき、読んだときに情景が思い浮かべられる文章がよい。
- ガクチカ
- 自己PR
- 志望動機
面接対策
具体性が大事。面接官が聞いたとき、読んだときに情景が思い浮かべられる文章がよい。 新型コロナ以降は、オンライン面接や動画面接の重要性も増してきている。
- 個別面接
- 集団面接
- オンライン面接
- 動画面接
- 逆質問
業界、職種に応じた面接対策
- ITエンジニア
- ケース面接(外資コンサル対策)
- フェルミ推定(外資コンサル対策)
グループディスカッション(GD)
- ディスカッションで取り上げられる可能性のあるテーマや問題について事前に情報収集をする。
- ディスカッションの流れを理解する。
- 自分の意見を明確に表現し、積極的に発言する。
- 相手の発言に注意深く聴き、適切なフィードバックを返す。
- グループディスカッションの進行に貢献する。
- リーダーシップを発揮する。
- ビジネスマナーに気を付ける。
- 余裕を持って参加する。
- 緊張しないように準備する。
グループディスカッション(GD)の対策も必要になってきます。 グループディスカッションは、他の候補者と一緒に課題を解決したり、アイデアを出し合ったりする場で、コミュニケーション能力やリーダーシップ能力を評価するための選考手法です。以下に、グループディスカッションに備えるためのアドバイスをいくつか紹介します。 ディスカッションの流れを理解する グループディスカッションの流れは、多くの場合以下のようなステップに分かれます。 ・問題提起 ・アイデア出し ・ディスカッション ・まとめ 各ステップで求められる能力や役割を理解しておくことが重要です。 事前に情報収集をする ディスカッションで取り上げられる可能性のあるテーマや問題について事前に情報収集をしておくことが重要です。企業のウェブサイトやSNS、業界のニュースやトレンドをチェックしておくと良いでしょう。 アイデアをまとめる ディスカッションで出されたアイデアを整理することが求められる場合があります。自分が出したアイデアを整理する練習をしておくと良いでしょう。 積極的に発言する グループディスカッションでは、積極的に発言することが求められます。自分のアイデアを明確に表現することや、他の人の発言に反応することが重要です。 相手の発言に注意深く聴く グループディスカッションでは、相手の発言に注意深く聴くことも重要です。相手が言いたいことを聞き出すことや、相手のアイデアに賛同したり、適切なフィードバックを返すことが求められます。 リーダーシップを発揮する グループディスカッションでは、リーダーシップを発揮することが求められる場合があります。自分がリーダーになった場合には、グループの意見をまとめたり、進行をコントロールすることが重要です。 ディスカッションの進行に貢献する グループディスカッションは、全員が参加しやすいような雰囲気を作ることも求められます。意見が割れた場合には、中立的な立場からディスカッションを進めることが必要です。 余裕を持って参加する グループディスカッションには、時間内に解決できない問題が出てくることがあります。そのため、余裕を持って参加することが大切です。時間配分や進行管理に気を配り、全員が十分に発言できるように心がけましょう。 ビジネスマナーに気を付ける グループディスカッションは、企業の選考過程の一環であり、ビジネスマナーが求められます。自分の意見を述べる際には、敬語や丁寧な言葉遣いに注意しましょう。また、相手の意見を否定するような発言は避け、適切なコミュニケーションを心がけましょう。 緊張しないように準備する 最後に、グループディスカッションに臨む前には、緊張しないように準備することが大切です。自信を持って発言できるよう、アイデアの整理や情報収集、リハーサルをしておくと良いでしょう。また、前向きな気持ちで臨むことも大切です。 以上が、グループディスカッションに備えるためのアドバイスです。自分の意見を明確に表現し、相手の意見にも注意深く聴きながら、円滑なコミュニケーションを心がけることが重要です。
SPI対策
SPI対策を万全に
「SPIは難しくないって聞くし、あえて対策する必要ないのでは」と考えている就活生もいるかもしれません。ただ、多くの企業ではSPIを面接の前に課すテストと位置付けています。つまりSPIで一定の成績を残さないと次の選考フローに進めないのです。SPIは早めの対策がおすすめです
募集要項/収入/休日/福利厚生のチェックポイント
初任給とは
分かっていそうで分かっていない「初任給」のこと。初任給って初めてもらう給料のことなんだろうけど、初任給には残業代は含まれる?交通費は含まれる? どの企業を目指すのかを判断するために、初任給の定義を知ることは大切です。
キャリア理論から考える就活対策
- 衛生要因と動機付け要因
- スーパーのライフ・キャリア・レインボー
- プロティアン・キャリア
会社の調べ方
以下の資料を当たると良いだろう。
- 就職四季報
資料から調べる数値は次のようなものがある。
- 新卒採用数
- 中途採用数
- 3年後離職率
大企業のほうが有利な点
- 報酬水準
- 退職金/希望退職時の待遇
就職先の決定
就職先の決定
内定が複数ある場合は、最後に就職先を決める必要がある。
入社後
リアリティショックの対処法
入社後しばらくは、新入社員がリアリティショックを受ける時期です。 就活時にどれだけ企業研究やOB訪問していても、入社して初めて気づくことも多いでしょう。 ここでは、リアリティショックを受けたときの対処法をまとめてみました。
相談
よくあるお悩みに回答します
- 就活の軸をどう決めればいいか分からない
- 先延ばし癖を治すには
就活関連の本
採用側からの視点
採用側からの視点を持つことも大切だ。